■【空前絶後!人類の音楽史上最高到達点!音楽という名の『奇跡』なのですよぉぉぉ~!の巻】 『LIVE IN TOKYO 1970』 ジョージ・セル指揮/クリーブランド交響楽団
どうもです。今宵はいつもとちょっと違うパターンでございます。とにかくあまりにも素晴らしすぎて皆様にどうしても紹介したいアルバムがありまして…。以前からいつか書こう書こうと思いつつ時は過ぎて行くばかり…。ここらでとにかくこの奇跡の音楽については熱く語っておかねばなるまいっ!って事でして…。(爆)すでにわたしの身近の方々にはうるさいくらいオススメしまくっておるのですが…。(爆)*(>_<) 何を隠そう!そのアルバムこそ!ジョージ・セル指揮/クリーブランド交響楽団の『LIVE IN TOKYO 1970』でございます。わたくしも、若い頃からロックはもとよりジャズ、ポップ、ブルースとありとあらゆる音楽を聴き込んでまいりましたが、いまだかって…いやっ!これからもこのアルバムを超えるモノはありません!本当に素晴らしいもの(芸術)を見たり聴いたりしたときに感動のあまり身体が震え、鳥肌が立つということがありますが、ことCDの音楽を聴いて感動のあまりに自然と涙がこぼれ、鳥肌がたったのは後にも先にもこの一枚だけでございます。わたくしは、今日ここに断言いたします。このアルバムに収められた「音」こそが、長い人類の音楽という歴史の中で、間違いなく史上最高到達点であると!この2枚組のライブアルバムに刻まれているのは音楽と言う名の『奇跡』です。なかでもシベリウスの交響曲第2番の第4楽章。透明感のある美しさと壮大なスケール感。オーケストラ全体がまるでひとつの楽器のように、まるでひとつの命の様に…セルの指揮棒に操られ、完璧なアンサンブル奏でられた音楽は豊かに満ちあふれ、スピーカーから放たれた音の粒が天空へと舞い上がり光の粒となって頭上からシャワーの様に降り注ぐ様な感覚に満たされます。崇高なる音楽という暖かな光の様な幸福感に包まれます。神の如き天上の音楽。人類史上最高の音楽がここに。 1970年5月22日、東京文化会館のステージ上に神のごとき穏やかな表情で微笑む紳士。この瞬間確かに音楽の神は我々の目の前に実存した。人として音楽家として芸術の頂点を極めた者のみがなし得る穏やかな笑顔。この公演の二ヶ月後、実存した音楽の神ジョージ・セルは神に召され、本当に天上の人となりました。この時にはすでに御本人は自分が不治の病であることを知っていたそうです。そんな、状況で見事な統率力でオーケストラをコントロールし完璧なアンサンブルで奇跡の様な演奏を我々に残してくれたセル。まさに、音楽の神様の生まれかわりだったのかもしれません。我々に出来ることは、彼が残してくれた奇跡というべき天上の音楽を心ゆくまで楽しむことのみ。感謝。 今でも、上野の文化会館を訪れる度に、いつも、1970年のあの日…ここで…あの演奏が…と思い起こすのです。そして、誰もいないはずのステージにあの天真爛漫の子どもの様な笑顔で立っているセルの姿を想像してみるのです…。